- たいゆう
- I
たいゆう【体用】(1)本体と, そのはたらき。 たいよう。(2)連歌・俳諧で, 山類・水辺・居所などの詞のうち, 主体・本体となる詞(体)と, その作用・属性を表す詞(用)のこと。 例えば, 「海・浦」が体, 「浪・氷」が用となる類。 付合(ツケアイ)において用体用・体用体を避けるなど重視された。(3)能楽で, 基本的な芸とそこから生まれる趣。IIたいゆう【大勇】真の勇気。 大事にあたって出す勇気。⇔ 小勇~は怯(キヨウ)なるが如(ゴト)し〔蘇軾「賀歌欧陽少師致仕啓」〕真に勇気のある人は軽率に人と争わないから, ちょっと見ただけでは臆病者のように見える。IIIたいゆう【大悠】気持ち・態度がゆったりしている・こと(さま)。 おおよう。IV
「 H さんのやうな~な人から見たら/行人(漱石)」
たいゆう【大憂】(1)大きな心配事。(2)親の喪。 また, 天子の崩御。Vたいゆう【大遊】大いに遊ぶこと。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.